自動車を使って輪行をしたい
サイクリングをするときに直接自転車で旅先に向かうのではなく、他の移動手段で到着してから開始することを輪行といいますが、自動車を使用することでその楽しみは大きく広がります。
また自転車が機材トラブルによって走行できなくなってしまった時や、メンテナンスのために郊外のショップに運搬する時なども、自動車に積み込み移動するということがあるでしょう。
そんなときに覚えておくと便利なのが、自転車を車載するときのテクニックです。
ロードバイクやクロスバイクは工具を使用しなくても簡単に車輪を取り外しできるようになっているので、積み込みしやすい構造となっています。
前後両方の車輪を外してしまうとかなりコンパクトになるので、一般的な乗用車のほとんどに積み込み可能です。
とはいえ車輪の着脱はちょっとしたコツが必要になりますので、スポーツバイクを購入した際にはマニュアルを参考に適切にできるようにしておきましょう。
車輪の着脱ができるようになれば、自転車の運搬方法はかなり大きく広がっていきます。
特別なグッズを使わずに自転車を運搬する方法もあります
ロードバイクを自動車で運搬する方法を大きく5つにまとめると、以下のようになります。
1.大きな車載スペースのある自動車を使用する
2.前後輪を外して逆さまにして立てる
3.ルーフキャリアを使用する
4.トランク後部キャリアを使用する
5.車内用キャリアを使用する
まず最も簡単なのが、そのまま車載できる車両を使用するということです。
これは軽トラックのような荷台のある自動車の他、最近では軽自動車でもスーパーハイトワゴンのように後部座席を倒すとそのまま自転車が入るようになっているものもあります。
そのまま車載できない場合は、最初に紹介したように車輪を外し、ハンドルとサドルを下向きにして立てて積み込みをすると安定します。
頻繁に車載をするという人の場合には、ルーフもしくはトランク後ろにキャリアを設置してしまうというのも一つの方法です。
ルーフキャリアは自動車の天井部分にあらかじめ専用のポール器具を設置して、ちょうど屋根の上に自転車が立てられている形で積載します。
一般的に販売されているルーフキャリアでは2台まで設置が可能です。
トランク後ろの後部にも同様の専用器具を設置しておくことで、そのまま積載することができます。
ルーフキャリアの場合どうしても風の抵抗が強くなってしまうことや、高さ制限のある道路を通行しづらくなるというデメリットがありますが、後部キャリアであればそうした心配も軽減されるでしょう。
最後に車載グッズですが、こちらはメーカーによって様々なタイプが販売されています。
車輪を片方だけ取り外して乗せられるようになっているスタンドや、横倒しにして運搬するときに衝撃を軽減できるベルトといったグッズです。