体にとって良い「自転車の乗り方」とは

健康を考えて自転車に乗りたい

運動不足な方が多いという現代、サラリーマンなどが運動不足解消に利用する事が多いのが、自転車です。
渋滞なども関係なく天候が良ければさくっと会社に行くことができる、気持ちよく運動でき、有酸素運動なので体にも最高、自転車は現代人の健康を担う運動ともなっているのです。

実は病気やけがなどをきっかけで自転車に乗るようになったという方もかなり多いのですが、自転車の運動というのは体に負担という事はないのでしょうか。
健康を考慮して自転車に乗るという事を考えるとき、どのようなことに注意すればいいのか、ここで一緒に考えてみましょう。

自転車の運動は膝、腰にどのような影響があるのか

自転車の場合、ペダルをこぐという操作を行うので膝や腰への負担があるのではないか?と考える方も多いのですが、実は負担が少ない運動になるのです。

ジョギングの場合、足が地面に着地するとき、普通以上の速度で走る場合には体重の3倍もの衝撃があります。
速く走れば走るほどその衝撃が強くなるのですが、自転車の場合、「平坦なコースを走る」分には関節の負担が少ない運動となり、体重が重くても衝撃の少ない運動ができるのです。

ダイエットしたい、体力をつけたい

自転車はダイエットや体力をつけたいというときにも非常に魅力的な運動です。
何が魅力的なのかというと、長時間運動ができるという点であり、これはエネルギーコストという事を考える事ができます。
エネルギーコストというのは、人が運動を行うとき、一定のエネルギーが必要になり、そのコストのことを言います。
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例えば人は体重1キログラムについて1km進めるとき、カロリーは1キロ消費します。
この消費については早く走っても遅く走っても同じなのですが、自転車の場合、速度がカロリーに影響するのです。
ゆっくり走る場合、1kmで0.3キロカロリー、普通のスピードで走るという場合、0.35キロカロリーから0.38キロカロリー、つまり、ジョギングのランニングコストと比較すると、自転車のランニングコストは1/3という事になります。

ランニングで10km足走るという事を考えるとき、同じカロリーを消費するためには自転車の場合、30km走る必要があるという事です。
という事は効率のよくない運動というイメージの方もいると思いますが、自転車で30km走るというのはそれほど辛い事ではなく、ランニングで10km走るという事は非常に辛い事なのです。

自転車は体に大きな負担をかけず、健康にいい負担の少ない有酸素運動が出来る、また辛さがジョギングなどよりもずっと低いため、ダイエットに必要な継続という目的も果たしやすい魅力的な運動という事が言えます。

また自転車というのはロードバイクなど価格の高い自転車も多いのですが、それほどの費用をかけなくても安く購入できる自転車も少なくありません。
さらに自転車は年齢を選ばないという事も魅力的です。

お子さんと一緒にサイクリングしながらダイエットするという事もできますし、旦那さんと一緒に生活習慣病予防、メタボリック防止などを考えて一緒に運動する事ができるという魅力もあります。
身近な乗り物で理想的な負荷の少ない運動ができるというのは年齢に関係ない運動ができるのでかなり理想的な乗り物といえるのです。