ロードバイクを購入したときにはライトをチェック
日本国内で販売されている自転車は、全て「自転車安全基準(BBA)」に沿ったものとなっています。
これは自転車に関する輸入関税が撤廃されたことにより、2000年頃から安価な輸入自転車が大量に国内市場に出回るようになってきたことを受けたものです。
少し前に「ピストバイク」「フィクシー」というブレーキのない自転車が流行したことにより、市販されている自転車からわざわざブレーキやライトを外すという人もいたことが社会問題になりました。
こうした「自転車安全基準」に沿わない自転車を使用して公道を走行した場合は重大な違反行為になりますので、必ず定められた機材が取り付けられているものを使って走行しましょう。
また仮にライトがついている自転車であっても、夜間に無灯火で走行することは違反行為です。
意外に無灯火のまま走行している自転車は多く、またそれを違反行為と認識していない人も多く見られています。
しかし無灯火自転車は道路交通法52条第1項に明確に定められている義務違反行為となりますので、仮に事故を起こしていない場合であっても違反切符を切られてしまいます。
ロードバイクなどのスポーツバイクはかなりのスピードが出ますので、無灯火のまま夕方~夜間に走行することはかなりの危険行為です。
街頭などがあって自分からは周囲が見えていても、歩行者や自動車からは視認がしづらいということはよくあります。
自分の身を守るとともに、事故を未然に防ぐためにも夕方以降の自転車では必ずライトを使用するようにしましょう。
純正品よりもさらに安全性の高いライト
道路交通法に定められているライト性能は「白色又は淡黄色」かつ「前方10mの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度」となっています。
ですので自転車安全基準に適合する自転車であれば、必要な光度は十分に備えられてはいるのですが、山道など全く街頭のない場所などでは純正品のライトでは十分に安全を確保することができないということもあります。
長距離ライド用にサイクルショップでは光量の多いライトが販売されているので、そうしたものを選んでみるのがおすすめです。
自転車用のライトの場合、乾電池タイプの他にUSB充電型やソーラー充電が可能なタイプなどがあり、値段も様々になっています。
乾電池式の場合、うっかりしているといつの間にか電池が切れていることもありますので、USB式やソーラー式のように電源をきちんと確保できるものにしておくと安心です。
古いタイプのライトでは豆電球が使用されていますが、最近販売されているもののほとんどは光量のあるLEDタイプとなっています。