ロードバイクに乗るのなら、知っておきたいマナー
最近は多くの方が自転車を利用し、通勤したり楽しくグループでツーリングするなど、本当に楽しまれている姿を見かけるようになりました。
大人になってから自転車に乗るようになるなんて思ってもいなかったという方が、自転車の気持ちよさ、利便性を知り、今ではすっかりロードバイクにはまっているという人も少なくないのです。
休日になるとご家族でロードバイクに乗って気持ちよく遊びに行く、キャンプをしたり山の道路を走ったり、自然の中を自転車で走るというのは気持ちがよくくせになるという話も多く聞きます。
しかしここで知っておいてほしいのが、マナーです。
ロードバイクは自分だけが乗っているのではなく、車やバイク同様、皆さんが同じ道を利用し、マナーを守り走っています。
初心者だから知らないで済まされる事もありますが、できればマナーをしっかり理解し、気持ちよく楽しくみんなでロードバイクを楽しみたいと考えるでしょう。
今回はロードバイクにお互い気持ちよく乗るために必要な、「知っておきたいサイクリングのマナー」について紹介します。
前を走っている人においついた
前をのんびり走っているロードバイクがいて追いついてしまった、また赤信号で追いついたという場合など、追い抜くべきなのか?後ろについて走るべきなのか?と迷う事も少なくありません。
この場合、その時の道路状況や速度などを考慮してどうするかを判断しなければなりません。
相手の方のスピードが遅く、これは抜いたほうがいいと判断される場合、抜くことができる道路状態のところで抜きます。
抜くときには速やかに、前方に赤信号が見えているとか後ろから車が付いてくるなど無いように確認し、間隔をあけて抜きましょう。
右横をすり抜けますが近すぎると相手の方と接触し事故になることも多いので、相手の方と距離を少なくとも1.5m以上距離を開けて追い抜くようにします。
この際、左手の手のひらを相手にむけ「抜きますよ」というサインを出すと抜く方も抜かれる方も気持ちよく抜くことができます。
道が狭いというときには、右抜きます!!などと大きな声で伝えていくことが大切です。
こうすることで相手は抜こうとしているロードバイクがあることに気が付きますので、ふりむく、また抜いていいよというサインを出してくれます。
後ろにつく場合
車が多い、信号が多く抜けないという状態の場合、しばらく後ろについて走るという事もあります。
こうしたシチュエーションの場合には、前を走っている人をリスペクトする気持ちを持って後ろにつくという事が大切です。
相手の方がどんなに遅くても、後ろにつかせてくれて走らせてくれているのだという気持ちを持ちます。
よく車で前の車が遅いと煽るという人がいますが、こうしたことを行うのはロードバイクでもしてはならない事です。
この時、くっつき過ぎず距離を置いて走るということが大切です。
前を走る人は自分のグループではなく、別のグループまた個人で走っている人なので、グループで走っている時のように風よけのためにくっつくという事はマナー違反になります。
3m程度離れて走ればプレッシャーを相手に与える事も少ないといわれます。
後ろについた人に抜いてもらいたいというときには、右手を横に出して抜いてくださいと前に降って合図を出します。
すると相手はタイミングを見て抜いてくれるので、お互いに気持ちよく走る事ができるのです。
相手の方が一定の距離を置いて後ろについて走っているというとき、追い抜く気がないという事なのでこの場合、先導します。
知らないグループの方でも、同じ公道を走っているという事を忘れず、右折、左折、停止などの場合、サインをしながら気持ちよく走ることを心がけましょう。
路上を走るという点、また自転車を楽しんでいるという点を考えれば、まったく知らない方でもグループでも仲間と考えましょう。
気持ちよくお互いに譲り合いしながらマナーを守り走れたときには、本当に気持ちがいいものです。