N-BOXの人気の秘密とは

N-BOXの人気が落ちないのはなぜ?

軽自動車税が高くなり、新車販売について軽自動車がかなり落ち込みを見せる中、非常に売れ行きが好調で常に上位に入ってくる軽自動車があります。
他の軽自動車が1位になっても再度巻き返してくるという車は珍しく、深く落ち込まないという不思議な車がN-BOXです。

ダイハツ工業、スズキという軽自動車の大御所と呼ばれるメーカーをしっかりと押さえて、発売から年数が経過してもその売れ行きを落とさないホンダのN-BOX、この車の魅力はどこにあるのでしょうか。

様々な使い方ができる深く作り込まれた軽自動車

軽自動車の中でもスーパーハイトワゴンタイプと呼ばれるN-BOXですが、実はこの車が開発された時のメンバーには、ホンダ第2期F1参戦した時期のスタッフがかかわっているという非常に力が込められている車だったのです。

全高は1780mmから1800mmで、室内に入ると非常にゆったりした空間が特徴です。
他のメーカーにもタント、スペーシア等の同じように背の高いスーパーハイトと呼ばれるワゴンがありますが、その中でなぜN-BOXが人気となるのか、それは使い勝手のよさがあります。
>>Honda

斜めの床を採用し、車いすを利用する車として利用できるなど、どのように使うか?という事をいろいろ考える事の出来る車なのです。
さらに、居住空間が広いというだけではなく、両側スライドドア、センタータンクレイアウトなど、シートアレンジが自由にできるようになっています。
軽自動車としては初めて横滑り防止装置が標準装備されているという事もこの車の大きな魅力でしょう。

燃費についても忘れていない

現在、燃費の悪い車はかなりのマニア以外には売れないといわれています。
アメ車をこよなく愛している人とか、昔の車のファンという事なら燃費というよりもそのデザインなどに魅力を感じるのでしょうが、こうしたこだわりを持っていないという事なら、燃費は非常に大切な要素です。

今は多くの車が燃費を向上させていて、クラスが上の車以外、軽自動車でも燃費を一番に車の購入を考えるという人が多くなっています。
特に軽自動車はファミリー、主婦層などが乗る車という事でも定着していますので、燃費にシビアな層を対象にしなければならないという事もあり、N-BOXは燃費という事にも十分に配慮をした車づくりを行っているのです。

N-BOXは何度も改善を図り、かなり燃費を向上させています。
最初こそ、燃費よりも性能というホンダというメーカーの姿勢を崩さず作られていたのですが、改善に改善を重ねて現在、燃費という点でも他社の同レベルの軽自動車と比較して燃費が非常に向上しているのです。

デザイン的にも魅力があり、しかも燃費がいい、さらに大きな荷物でも楽々載せる事が出来、乗り降りも快適、つまり、どの世代でも魅力を感じる要素がある車、それがN-BOXなのです。

誰がどのように乗るのか、という事をよく考慮し、しかしかっこよさやホンダらしさを持っている軽自動車、それがN-BOXという車なのでしょう。