長期間乗らない車の保管方法

田舎にいると必需品、都会にいると必要性がない

田舎にいると車がない生活というのは考えられません。
バス、電車などの公共交通機関が発達していないのでどこに行くにも車がないとどうしようないのです。
病院へ行くとき、買い物に行くとき、またお子さんが学校に行くときバス停までの距離があるので
そこまで車で送っていくという事もあります。

逆に都会に行くと車の必要性がありません。
車が無くてもバス、電車などの公共交通機関が常にありますし、車があることで
駐車料金もかかりますし、会社にのっていっても置く場所がないなど、様々な問題も生じます。
都会と田舎では車に対する必要性などもかなり違うのです。

田舎から都会に転勤となったり、仕事で都市部に行くというとき、今車を保有されている場合、
長期間乗らないという事になります。また怪我をしたり長期間入院が必要な病気になったという場合も、
車に乗ることが無くなり、放置するという事になります。エンジンが上がってしまったり、
いたずらされる可能性等もありますし、車をしっかり保管しておくことが必要です。

車に長く乗らない時の注意点

車に長く乗らない場合、売るという方もいますが、再度生活の中で必要になるという事を考えれば、
長期保管するという事になります。この場合、見落としやすいのが「自動車税」です。

自動車税については、車を使っている、使っていないという事に限らず、
登録されている者については支払う事が義務となっていますので、通知が送られてきます。
車に乗っていないから減税という事もないので、長期間乗らないということが
わかっているようなら、一時抹消登録を行い、自動車税の支払いをしなくても
いいようにしておきましょう。車に乗る時期が来たら一時抹消登録を解除申請し、
車検を行ってから車を利用します。

ちなみに、「自動車保険」に関しても、税金と同様に毎月のように
保険料が発生します。長期間にわたって車に乗らないのであれば
解約をするのも手ですが、プランの変更などを行って月額費用を
抑えるのもよい方法です。

長期間車に乗らないと・・・

エンジンを長くかけない状態になればエンジンは劣化します。
エンジンは通常、1ヵ月程度何も利用しない状態が継続すると、エンジン内部のオイルが
オイルパンに落ちて、3ヵ月程度経過すればエンジン内部のコーディング油膜
が失われてパーツなどが腐食する事もあります。

バッテリーについては1ヵ月くらいで自然放電するためエンジンがかからなくなることも多いです。
タイヤのゴムの劣化によってひび割れを起こす、ボディのサビなどいろいろな弊害が起こります。
では長く車に乗らないという事がわかっている場合、どこに車を保管しておけばいいのでしょうか。

車の長期保管サービスがある

それほど長くないという事なら、タイヤの空気圧を高めにしてエンジンオイルを
新しいものに交換し、酸化しないようにします。ガソリンはタンク内のサビ付防止のために
満タンにしておく方がいいのですが、できれば、友人やご家族に依頼しておき、定期的に
エンジンをかけて走ってもらう方がいいでしょう。

長く乗らないという事がわかっているようなら、査定額の事も考慮して売却するという事も
一つの方法です。家族や友人が車を預かる事が出来ない、エンジンをかける事が
出来ないという事なら、車を長期間保管してくれるサービスを行っている企業さんに依頼し、
預かってもらうといいでしょう。

車庫内で預かってくれますし、オプションですが、空気圧のチェック、
タイヤバランスの調整や試運転、洗車なども行ってくれます。