ホンダeの特長
近未来を連想させるシルエットに角ばったボディが魅力のホンダeは、2020年に発売が開始された電気自動車です。
ホンダにとっては、ホンダeは初めての量産型の電気自動車として注目されました。
ホンダeの特徴は、高さ1510mmで全幅が1750mm、そして全長が3895mmというコンパクトなボディが挙げられます。
タイヤの位置は他の車種と比較すると限りなく車体の四隅に寄せられていて、バッテリーを床下に積むことによって重量のバランスを保っています。
電気自動車の多くはバッテリーの大きさに焦点が当てられやすいのですが、ホンダeではコンパクトながらも高性能なバッテリーを採用しており、バッテリー容量は35.5kmhとなっています。
ホンダeは量産型電気自動車ですが、製造販売数は年間で1000台のみと少なめの計画となっている点も特徴です。
欲しくても購入できないユーザーが続出することを見越した販売計画によって、プレミア感を出すことが目的なのかもしれません。
この電気自動車の価格は、標準価格で451万程度です。
コンパクトカーにしては決してリーズナブルとは言えない価格帯ですが、補助金が23万円程度出るので、購入の際にはぜひ利用することをおすすめします。
ホンダeのスペック
ホンダeの開発は、ホンダのCAFE規制に対する戦略だと考えられています。
しかし、自動車好きにとってはホンダeのスペックはとてもワクワクすると好評です。
例えば、ステアリングのタイロッドは前置きにされていて、まるでドリフト車を彷彿させるようなデザインとなっています。
ハブやアップライトの裏側が見えるという点で、車好きにとってはたまらないアングルです。
またホンダeはコンパクトカーにしてはハイパフォーマンスなモータートルクを搭載していて、後輪駆動のモータートルクでも315Nmとパワフルです。
それだけではありません。
電気自動車というと、どうしてもワインディング系の路面走行ではパワーが不足しがちで、ステアリングの切りかえしがドライバーの想像通りにできないというデメリットがあります。
しかしホンダeは多くの電気自動車が抱える欠点を見事に克服しており、直線距離が短めのワインディング路面でも、見事な加速感とステアリングの切り替えしが可能です。
ブレーキの強さは3段階に調整できるスペックとなっていて、強めのブレーキングをすればスピンするような運転も可能です。
ホンダeは搭載しているバッテリー容量が小さめなので、航続距離はそれほど長くありません。
つまり、より頻繁にバッテリーを充電する必要があるということです。
しかし、充電の手間と時間を差し引いてもホンダeのパフォーマンスを支持するドライバーは多く、電気自動車の良さとホンダが誇るハイパフォーマンスの走りを同時に堪能できる車種として人気があります。