痛サイクルジャージとは
「弱虫ペダル」の主人公小野田坂道君は毎週秋葉原に通ってアニメグッズを買いまくるオタクですが、どういうわけか実際にオタクと自転車はとても愛称がよいようです。
オタクというと外出せずに引きこもってばかりいる人がイメージされがちですが、日本のオタク文化というのは非常に奥が深くアクティブな活動を好む人もたくさんいます。
そんな中でも多くの人が趣味にしているのものの一つが自転車で、アニメグッズ専門店では本格的な作りをした自転車グッズを購入することができたりします。
人気のアニメやキャラクターを自動車やバイクにラッピングすることを「痛車」と言いますが、自転車の場合それを「痛ジャージ」という形で行います。
痛ジャージとしては、初音ミクやラブライブなど有名なコンテンツを使ったものがありますが他にも個性的なデザインをしたオリジナルジャージが販売されていたりします。
弱ペダにおいてはそれぞれの学校のジャージをそのまま実用できる形で販売をしており、好きなチームの一員になったつもりで自転車を走らせることができます。
ジャージだけでなく自転車本体にデザインをしたりホイール部分にラッピングしたりといったこともありますが、やはりメンテナンスなどの都合や周囲へのアピールということで考えるとジャージでのデザインにする方が向いているといえます。
そもそも自転車ジャージは周囲への視認性を高めるために奇抜なデザインをしていることが多いので、痛ジャージとして使用をしてもそれほど極端に浮くことがないということも流行の理由になっています。
注意してもらいたいのが、痛ジャージはTシャツなどと比べてプリントに手間がかかり一つずつの価格も高くなることからほとんどが受注生産もしくは限定生産となっているということです。
ですので欲しいものがあったら発売後にすぐにチェックをしておかないとその後中古で出回らない限り永久的に手に入らないということになってしまいます。
専門店にオーダーをすることもできますがその場合は質や価格面で希望通りにいかないこともありますのでこだわるなら徹底的にデザインなど考えていきたいところです。
痛サイクルジャージ着用者のイベント
そんな自慢の痛ジャージを同じ趣味の人に見せることができるイベントが「GSRカップ」です。
「GSR」はアニメグッズでおなじみグッドスマイルカンパニーのことで、そちらが主催して痛ジャージやコスプレでの参加を推奨しているのが「GSRカップ」となります。
GSRカップでは、痛ジャージを着つつアニソンを聞いてレースをするというキャラクターと自転車を一緒に楽しむことが趣旨となっています。
2018年4月21日に第8回大会が開催されましたが、残念ながら次年度の開催はなくしばらくお休みになるのだそうです。