ロードバイク初心者がやりがちな間違い
自転車ブームということもあってか、いきなり高価なロードバイクを購入して公道に出る人が増加しています。
自動車やオートバイと異なり、自転車には運転免許は必要ありませんので、初心者であってもベテランであっても同じく公道を走行することは可能です。
しかし形から入るタイプの人はいきなり高価なレース仕様のロードバイクを購入することもよくあり、街中を走行している様子を見るとかなり危なっかしいコーナリングをしている様子が見受けられます。
本格的なロードバイクはプロ選手がそのまま競技に使用するような仕様となっているので、軽い力でも高スピードが出るという快適さがある反面、コーナリングなど細かなテクニックが必要になる場所では、操作が難しくなるのが欠点です。
その人のライディングテクニックはコーナリングにこそよく表れるもので、自転車に慣れていない人が急なコーナリングをすると不安定なバランスになったり、場合によってはひどい転倒をしてしまったりします。
プロのロード選手たちは自転車を操るために体幹を鍛えており、かつチームでの走行を意識して練習をしています。
そうした技術はいきなり身につくものではありませんので、初心者のうちはあまり自転車性能を過信することなく、まずは自分の体を作ることに集中することがすすめられます。
習うよりも慣れることが大切
自転車競技はヨーロッパ地域で特に人気がありますが、実はプロとして活躍する選手というのは意外に自転車歴が短いということがよくあります。
他のスポーツ競技においては早期教育として子供の時から練習をする人が有利になる傾向がありますが、自転車においては必ずしもそういうわけではありません。
というのもロングライドをするときに最も重要になるのが体幹の筋肉であるため、体幹バランスをとることができるかどうかが走行のうまさにつながってくるからです。
その差が最も多く表れるのがコーナリングとトレイン走行で、直感的に自転車性能を理解することができる人は特に誰かに教えてもらわなくても自然と適応することができるようです。
そのため自転車走行を上達させるためには、基本的に「習うより慣れろ」という姿勢が求められます。
うまい人と一緒に走行していくことにより、自然と上手なコーナリングやトレイン走行中のポジション取りをしていくことができるようになります。
コーナリングもトレイン走行も、最も大切となるのはポジション取りです。
より自身のライディングテクニックを上達させるためにも、プロの試合を注意して見てみたり、実際にプロとして活躍をされてきた人と一緒にロングライドを体験してみましょう。