増える大手自転車ショップチェーン
数十年前までは、自転車屋さんと言えば駅前で個人経営をしているような小さなお店が中心でした。
しかしここ20年ほどで急激に自転車がブームになったということもあり、郊外型の大型店舗で自転車を専門に扱うというお店も増えてきています。
現在サイクルショップチェーンは全国的に展開しており、その数も相当なものとなっています。
日本最大級のスポーツサイクル専門店「Y’s Road(ワイズロード)」をはじめとし、近年急激に店舗数を増やした「サイクルベースあさひ」などが代表的です。
他にも関東・東海・関西に多くチェーンを持つ「ダイワサイクル」や、福岡発の企業として関西や関東方面に出店を開始した「サイクルショップKAITO」などもあります。
東京や大阪などの大きな都市になるとサイクルショップも複数から選ぶことができるようになりますので、これから自転車を始めようと思っている人はぜひ色々な店舗に行き、行きつけのところを作ってもらいたいです。
というのも自転車というのは買ってそこで終わりというわけではなく、定期的なメンテナンスや消耗部品の交換など、継続的に利用をしていくことが必要だからです。
必ずしも購入場所とメンテナンス場所を一致させる必要はありませんが、できることならより自分のレベルや好みにあった営業をしているお店を見つけた方が長く続けていくときには便利となります。
チェーン系VS個人経営のお店選び
まず自転車ショップとして大きく分かれるのが、大手チェーン系のお店と昔ながらの個人経営のお店です。
個人経営のお店もブームに伴い増える傾向があり、昔ながらの家族で経営している小さなお店だけでなく、サーフショップのように元プロライダーの人がこだわりを持って品物を選んでいるといった、おしゃれなセレクトショップ風のものもあります。
個人経営店のよいところは店長さんや他のお客さんとの距離が近いということで、自転車についての相談をすることができたり、定期メンテナンスを継続的にお願いすることができたりします。
元プロの人のお店などは相当の技術力を持っていることも多く、大手ではアルバイトに任されるような作業もきちんとした技術力で信頼して任せることが可能です。
一方で大手ショップの場合、初心者でも気軽に利用できるというところが便利です。
大量に仕入れをするので価格も全体的に安く、お得なセールやキャンペーンといったものも頻繁に行われます。
たまたま腕の良いスタッフさんがいるお店ならよいのですが、急激に店舗を拡大したお店の場合には、それほど自転車に詳しくない人が担当しているということもよくあるので、利用をするときにはその点はしっかり確認しておいた方がよいかもしれません。